秋田おばこ
こんにちは、勝山祐樹です。
前回に引き続き、秋田県の郷土音楽について紹介をしていきます。
今回は「秋田おばこ」です。
秋田おばこは、山形県の庄内おばこが元の唄とされています。
この唄が、雄物川の支流となる玉川沿いの地域では
玉川おばこ、田沢おばこ、生保内おばことして歌いつがれました。
また玉川の支流となる桧木川沿いでは、
桧木内おばこ、西明寺おばことして歌いつがれていました。
それがやがて平野部にも伝わり、仙北おばことして唄われていました。
(少しややこしいですね…)
秋田出身の唄い手である佐藤貞子氏が、
この仙北おばこを一部改めて全国に広めたのが、秋田おばこの原型のようです。
彼女の歌手としての生活は、大正末期から戦後直後までで、
最盛期には、一座40名を引き連れて全国を回り、秋田おばこを披露しました。
次回も続けます。
それでは。