おやま囃子

こんにちは、勝山祐樹です。

今回は秋田県の郷土音楽「おやま囃子」について紹介をしていきます。

 

仙北市角館町では、9月になると、地域繁栄や健康などを願う、

神明社成就院薬師堂の祭りが行われます。

この祭りで、「ヤマ」とよばれる武者人形や歌舞伎人形をのせた山車を運行する際に

演奏されるのが「おやま囃子」です。

 

楽器は笛、太鼓、鉦、三味線が用いられ、奏者は山車の下の部分に乗っています。

お囃子の曲には種類があり、神明社や薬師堂に向かう時は「上のぼり山」、

戻る時は「下くだり山」、山車の方向を変える間は「下さがり藤」、

山車どうしをぶつける時は「ぶっつけ囃子」など、さまざまな山車の状態を表しています。

他にも、踊りをともなった奉納用の曲や余興用の曲があり、

お囃子は山車の運行中、途切れることなく演奏されます。

 

「角館祭りのやま行事」は、「山・鉾・屋台行事」の一つとして

2016年にユネスコ無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。

 

次回も続けます。

それでは。

 

勝山祐樹