こんにちは、勝山祐樹です。
前回に引き続き、青森県の郷土音楽について紹介をしていきます。
今回は「えんぶり」です。
「えんぶり」とは、八戸地方を中心に伝わる芸能で、
稲の豊作を願って行われる田植え踊りです。
田をならす農具であるエブリに由来します。
2月中旬に、八戸市神社に参拝後、市内の商店街などで芸能を見せて回ります。
馬の頭をかたどった大きな烏帽子を着けた太夫と呼よばれる踊り手が、
賑やかな囃子と歌にあわせてエブリを地面に突ついたり、こすったりする動きをします。
「えんぶり」には、「ながえんぶり」「どうさいえんぶり」の2種類があります。
「ながえんぶり」は、烏帽子に牡丹の花をつけてゆったりとした動きが特徴です。
「どうさいえんぶり」は、烏帽子の前に長い色紙を垂れ下げ、
太夫全員の動きが同じで、エブリをこする際に「ドウサイ」と掛け声が入るのが特徴です。
次回は私の故郷・秋田県の郷土音楽をご紹介します。
それでは。