津軽三味線の曲紹介=あどはだり・六段=
こんにちは、勝山祐樹です。
前回に引き続き、簡単な津軽三味線の曲紹介をしていきます。
◆あどはだり
「あどはだり」は津軽弁で「欲張り」と言う意味です。
つまり、この曲をもっと聴いていたいという気持ちが込められてるのですね。
津軽三味線を演奏する者ならば必ず弾く曲とされています。
私も最初はてこずりました。
作曲者は山田千里氏とされていますが、
「六段」との類似点が非常に多くて断言はされていません。
◆六段(ろくだん)
曲の節が6つに分かれていることから六段と呼ばれますが、
箏曲の「六段」にあやかって名付けられたとも言われています。
白川軍八郎・井上勇美人・福士政勝の三氏が作曲したと言われ、
音源も残っているのですが、現在の「六段」とはかなり違います。
後世に手が加わっていることは確かなようです。
やはり各曲とも奥が深いですね。
今回は、このあたりで。
それでは。